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新車の乗り出し価格と諸費用の内訳【2026年度版】税金・保険・手数料を解説

新車の買い方・選び方
この記事について

新車の見積書を見て「車両価格より高いのはなぜ?」「諸費用って何にいくらかかるの?」と思った方向けの記事です。2026年度の制度(環境性能割の廃止、自賠責保険料の改定など)に合わせて、税金・保険・手数料の内訳と、軽自動車と普通車の違いを整理しました。

先に結論
  • 1乗り出し価格は「車両本体+オプション+諸費用」。諸費用は、税金・保険などの法定費用と、販売店に払う代行費用などに分かれます。
  • 22026年度は、車を買うときにかかっていた環境性能割が2026年3月31日で廃止。一方で自賠責保険料は2026年11月1日以降に始まる契約から値上げされます。
  • 3軽自動車は自動車税(軽自動車税)や重量税が安く、年度の途中で買うとその年度の軽自動車税はかかりません。普通車は登録の翌月から3月までの月割で自動車税を払います。
新車の乗り出し価格と諸費用の内訳を解説する記事のアイキャッチ(日産 ノートとホンダ N-BOX)

TOTAL1乗り出し価格=車両本体+オプション+諸費用

「乗り出し価格」とは、その車に乗り始めるまでに実際に支払う金額のことです。カタログやサイトに載っている車両本体価格(消費税込み)だけでは乗り出せず、ここにオプションと諸費用が加わります。

車両本体価格

メーカー希望小売価格(消費税込み)。値引きがあればここから引かれます。

オプション

ナビ・ドライブレコーダー・フロアマットなど。メーカーオプションと販売店オプションがあります。

法定費用

税金・自賠責保険料・リサイクル料金・登録の印紙代など。誰から買っても基本的に同じ金額です。

販売店の手数料

登録や車庫証明の代行費用、納車費用など。金額は販売店ごとに決まっています。

この記事では、見積書で分かりにくい「諸費用」の中身を一つずつ見ていきます。値引きの考え方は新車の値引き相場と交渉のコツで解説しています。

TAX22026年度の税金:環境性能割は廃止、自動車税は月割

以前は新車を買うときに、燃費性能などに応じて取得価額の0〜3%(軽自動車は0〜2%)の「環境性能割」がかかっていました。令和8年度の税制改正で、環境性能割は2026年3月31日をもって廃止されています。2026年4月以降に取得する新車では、この税金はかかりません。

環境性能割
0円
2026年3月31日で廃止
自動車税(1.0〜1.5L)
30,500円/年
2019年10月以降登録の自家用乗用
軽自動車税(自家用乗用)
10,800円/年
月割なし・4月1日時点の所有者に課税

出典:経済産業省「令和8年度 自動車関係税制改正の概要」/千葉県「自動車税(環境性能割)」/横浜市「軽自動車税(種別割)の概要」

普通車の自動車税は「登録の翌月から3月まで」の月割

毎年5月ごろに届く自動車税(2026年4月から名称が「自動車税種別割」から「自動車税」に変わりました)は、新車を登録した年度は登録した月の翌月から3月までの月割で、登録時に納めます(100円未満切り捨て)。そのため、同じ車でも登録する月によって諸費用が変わります。

総排気量(自家用乗用) 年税額 4月登録(11か月分) 11月登録(4か月分)
1.0L以下 25,000円 22,900円 8,300円
1.0L超〜1.5L以下 30,500円 27,900円 10,100円
1.5L超〜2.0L以下 36,000円 33,000円 12,000円
2.0L超〜2.5L以下 43,500円 39,800円 14,500円

※2019年10月1日以降に初回新規登録した自家用乗用車の税率。月割額=年税額×(登録月の翌月から3月までの月数)÷12、100円未満切り捨てで計算。電気自動車などはグリーン化特例で軽減される場合があります。

出典:沖縄県「自動車税種別割の税率」/島根県「自動車税」(月割の計算・名称変更)

電気自動車などは自動車税が軽くなる

令和8年度の改正で、電気自動車・燃料電池車・プラグインハイブリッド車などのグリーン化特例(税額の75%軽減)が2年延長されました(2026年4月1日〜2028年3月31日の新車新規登録等が対象)。対象車種や適用年度は、県の案内で確認しましょう。

LEGAL3重量税・自賠責保険・リサイクル料金

税金以外にも、新車登録時には3年分の重量税、37か月分の自賠責保険料、リサイクル料金をまとめて払います。いずれも国や制度で決まっている費用です。

自動車重量税(新車は3年分)

重量税は車両の重さ0.5tごとに金額が決まります。燃費性能の良い車はエコカー減税で本則税率から25%・50%・75%軽減、または免税になります。エコカー減税は令和8年度改正で、基準を引き上げたうえで2年間延長されました(乗用車は2026年5月1日からの基準で判定)。

車両重量 エコカー減税の対象外 本則税率(減税はここから軽減)
1.0t以下 24,600円 15,000円
1.0t超〜1.5t以下 36,900円 22,500円
1.5t超〜2.0t以下 49,200円 30,000円
軽自動車 9,900円 7,500円

※自家用乗用車の新車新規登録時(3年分)の目安。重量税の税額表(0.5tごとの年額)をもとに3年分で計算。実際の区分(免税・75%・50%・25%軽減など)は車種・グレードごとに異なるため、メーカーの公表値や見積書で確認してください。

出典:経済産業省「令和8年度 自動車関係税制改正の概要」(エコカー減税の延長)/国土交通省「自動車重量税の税額表」/日本自動車工業会「エコカー減税対象車一覧(2026年5月〜)」

自賠責保険料(新車は37か月)は2026年11月から改定

自賠責保険はすべての車に加入が義務づけられた保険です。保険料は2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から引き上げられます。新車の37か月契約では、普通車(自家用乗用)が24,190円→25,180円、軽自動車が24,010円→25,330円です。

自賠責保険料(37か月・離島以外・沖縄県除く)
普通車 〜2026年10月始期24,190円
普通車 2026年11月始期〜25,180円
軽自動車 〜2026年10月始期24,010円
軽自動車 2026年11月始期〜25,330円

出典:JAF Mate「自賠責保険料が2026年11月から値上げ」(損害保険料率算出機構の基準料率をもとにした解説)

リサイクル料金

将来その車を廃車にするときのリサイクル費用を、新車購入時に前払い(預託)します。金額はメーカーが車種ごとに決めていて、シュレッダーダスト料金の目安は軽・小型車で7,000〜16,000円程度、普通車で10,000〜18,000円程度です。これにエアバッグ類・フロン類の料金や情報管理料金などが加わります。

出典:浜松市「自動車リサイクル料金」

FEE4販売店に払う手数料と、任意でかかる費用

諸費用のうち、販売店が手続きを代わりに行う費用(登録代行費用・車庫証明代行費用・納車費用など)は、販売店ごとに金額が違います。ここには消費税もかかります。内容を確認し、自分でできる手続きがあれば相談してみるのも一つの方法です。

法定費用
制度で金額が決まる
メリット
  • 自動車税(普通車は月割)
  • 自動車重量税(3年分)
  • 自賠責保険料(37か月)
  • リサイクル料金
  • 検査登録の印紙代・車庫証明の手数料・ナンバー代
注意点
  • 値引きの対象にはならない
  • 登録月・車両重量・燃費性能で金額が変わる
どこで買っても基本的に同じ金額

販売店の費用
販売店ごとに異なる
メリット
  • 登録手続きの代行費用
  • 車庫証明の代行費用
  • 納車費用(自宅まで届ける場合など)
注意点
  • 金額・項目は販売店で違う
  • 消費税がかかる
見積書で内容と金額を確認しよう

登録時の印紙代は、新車(完成検査終了証がある場合)で検査登録印紙2,400円と審査証紙400円が目安です。車庫証明は警察署で申請し、神奈川県では申請手数料が2,100円です。

出典:東北運輸局 宮城運輸支局「新車新規登録」/神奈川県警察「自動車保管場所証明申請・軽自動車の届出」

任意でかかる費用も確認しよう

任意保険(自動車保険)、ボディコーティング、延長保証、メンテナンスパック、希望ナンバーなどは選択制です。見積書に入っている場合は、本当に必要か一つずつ確認しましょう。

KEI5軽自動車と普通車で、諸費用はどう違う?

軽自動車は、税金や重量税が普通車より安いのが特徴です。また軽自動車税には月割がなく、毎年4月1日時点の所有者に1年分がかかります。年度の途中(たとえば10月)に新車を買った場合、その年度の軽自動車税はかからず、翌年度から納めます。

項目 軽自動車 普通車(1.0〜1.5L・1.0〜1.5tの例)
購入時の税(環境性能割) なし(2026年3月31日で廃止) なし(2026年3月31日で廃止)
自動車税・軽自動車税 年10,800円(購入年度は0円) 年30,500円(購入年度は月割)
重量税(3年分) 0〜9,900円 0〜36,900円
自賠責(37か月・2026年11月〜) 25,330円 25,180円
車庫証明 地域により登録後に保管場所の届出 登録前に車庫証明が必要

※重量税はエコカー減税の区分により変わります。軽自動車の保管場所届出は、神奈川県では横浜市・川崎市など指定地域で必要です。

出典:川崎市「軽自動車税(種別割)」(賦課期日・月割なし)/神奈川県警察「自動車保管場所証明申請・軽自動車の届出」

トータスのスタッフ

スタッフのひとこと

軽自動車か普通車かで迷っている方は、諸費用だけでなくローンの金利も比べてみてください。当店では普通車1.9%〜・軽自動車3.9%〜(いずれも審査があります)なので、車種によっては月々の差が思ったより小さいこともあります。

自分の車種・登録月での乗り出し価格を知りたい方は、車種とグレードを送るだけでOK。諸費用込みで試算します。

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SAMPLE6法定費用の試算例と、諸費用で損しないコツ

最後に、法定費用がどのくらいになるのかをイメージしやすいよう、一つの例で計算してみます。条件は排気量1.0〜1.5L・車両重量1.0〜1.5tのガソリン車(エコカー減税の対象外と仮定)を、2026年11月に神奈川県で登録する場合です。

法定費用 金額の例 メモ
自動車税(月割) 10,100円 12月〜3月の4か月分
自動車重量税 36,900円 3年分・減税なしの場合
自賠責保険料 25,180円 37か月・2026年11月以降始期
検査登録印紙・審査証紙 2,800円 完成検査終了証がある新車
車庫証明 申請手数料 2,100円 神奈川県の場合
合計(リサイクル料金・ナンバー代を除く) 77,080円 ここにリサイクル料金・ナンバー代・販売店の手数料が加わる

※試算例です。エコカー減税の対象車なら重量税は軽減・免税になり、登録月が変われば自動車税の月割額も変わります。実際の金額は見積書で確認してください。

諸費用で損しないためのチェックポイント
  • 見積書の諸費用が「法定費用」と「販売店の手数料」に分けて書かれているか
  • 販売店の手数料(登録代行・車庫証明代行・納車費用)の内容に納得できるか
  • 任意保険・コーティング・延長保証など、選択制のものが入っていないか
  • 登録月によって自動車税(月割)や自賠責の料金が変わることを理解しているか
  • ローンを使う場合、諸費用を含めた借入額と総支払額を確認したか

乗り出し価格をローンで支払う場合は、借入額が大きいほど金利の差が総支払額に効いてきます。たとえば乗り出し300万円を5年で借りると、金利4.9%と1.9%では利息の差が約24万円になる試算です。詳しくは金利1%でいくら違う?やお支払い方法のページもご覧ください。

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FAQ7よくある質問

Q.新車の諸費用はだいたいいくらかかりますか?
A.車種・車両重量・燃費性能・登録月・販売店の手数料によって変わります。たとえば1.0〜1.5Lのガソリン車を11月に登録する例では、税金・自賠責・印紙代などの法定費用だけで約7.7万円(リサイクル料金・ナンバー代を除く)になる試算です。これに販売店の手数料などが加わるため、見積書で内訳を確認しましょう。
Q.環境性能割は2026年もかかりますか?
A.環境性能割は令和8年度の税制改正で、2026年3月31日をもって廃止されました。2026年4月以降に取得する新車では、普通車・軽自動車とも環境性能割はかかりません。
Q.自賠責保険料は2026年に変わりますか?
A.2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から引き上げられます。新車登録時の37か月契約は、普通車(自家用乗用)が25,180円、軽自動車が25,330円になります(離島以外・沖縄県を除く)。
Q.軽自動車を年度の途中で買うと、軽自動車税はどうなりますか?
A.軽自動車税には月割がなく、毎年4月1日時点の所有者に1年分がかかります。そのため年度の途中に新車を買った場合、その年度の軽自動車税はかからず、翌年度から納めることになります。
Q.諸費用は値引きしてもらえますか?
A.税金・自賠責保険料・リサイクル料金などの法定費用は、制度で金額が決まっているため値引きの対象にはなりません。販売店が決める登録代行費用や納車費用などは、内容を確認したうえで相談できる場合があります。
Q.諸費用もローンに含めることはできますか?
A.ローンの契約内容によっては、車両本体だけでなく諸費用を含めた金額で組めることがあります。トータスでは乗り出し価格をもとに、回数ごとの月々と総支払額を試算できますので、お気軽にご相談ください。
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