新車の買い時はいつ?決算期・モデルチェンジ・税金・金利で判断
新車の買い方・選び方これから新車を買う方に向けて、「いつ買うと得なのか」を決算期・モデルチェンジ・税金・金利・車検時期の5つの視点で整理しました。結論は、カレンダーの「お得な月」より、自分の車検時期と総支払額で決めるのが失敗しにくいということです。

SEASON1新車がよく売れるのは3月と9月の決算期
新車の買い時としてよく言われるのが3月(年度末の決算期)と9月(中間決算期)です。自動車メーカーや販売店の多くは4月始まりの事業年度で、決算月に向けて販売台数を伸ばしたい時期にあたるためです。実際に月別の新車販売台数を見ると、3月と9月が突出して多くなっています。
出典:日本自動車販売協会連合会(自販連)・全国軽自動車協会連合会「登録車+軽自動車販売台数(新車)」
販売が集中する時期は、販売店も条件を出しやすく、商談がまとまりやすいと言われます。一方で、人が多く納期が延びやすい、決算月中の登録に間に合わないといった面もあります。決算期を狙うなら、その月に入ってから動くのではなく、少し前から準備しておくのがコツです。
人気車は受注から納車まで時間がかかることがあります。3月に登録したいなら年明けごろから見積もりを取り始めるのが目安です。
決算月の契約でも、登録(ナンバー取得)が翌月以降になれば条件が変わることも。契約前に納期の見込みを聞いておきましょう。
値引きだけでなく、オプション・諸費用・ローン金利まで含めた「総支払額」で比較すると判断がぶれません。
TAX22026年度の税金から見た「買う月」の違い
車の税金は、4月1日時点の持ち主にその年度分がかかる仕組みが基本です。そのため、買う月(登録する月)によって最初の年の税負担が変わります。また2026年度は制度改正があり、自動車税・軽自動車税の「環境性能割」(購入時にかかっていた税)が2026年3月31日で廃止されました。
出典:島根県「自動車税(種別割)」/中央区「軽自動車税(種別割)のよくある質問」/滋賀県「自動車税環境性能割(令和8年3月31日をもって廃止)」/経済産業省「令和8年度 自動車関係税制改正」
たとえば軽自動車を3月末に登録すると、数日後の4月1日時点の持ち主として1年分の軽自動車税がかかります。4月2日以降の登録なら、その年度の軽自動車税はかかりません。普通車は月割なので、月の前半・後半どちらで登録しても「翌月から」の計算になります。
購入時(と車検時)にかかる自動車重量税のエコカー減税は、燃費基準を引き上げたうえで2年間延長されました。2027年5月にも基準の引き上げが予定されています(激変緩和措置あり)。希望の車・グレードが減税の対象かどうかは、見積書の「重量税」の欄で確認しましょう。
MODEL3モデルチェンジ前後はどちらが買い時?
新型が出る前後も、買い時を考えるうえで大きなポイントです。どちらが正解ということはなく、何を優先するかで選び方が変わります。
モデルチェンジの情報は、正式発表までは予想記事が多く、時期がずれることもよくあります。うわさを待って今の車の車検が切れてしまうより、「今の型で満足できるか」を先に決めておくと迷いにくいですよ。
フルモデルチェンジ(車の型そのものが新しくなること)だけでなく、一部改良・マイナーチェンジ(装備や仕様の見直し)のタイミングも要チェックです。改良のときに安全装備が充実する一方で、車両価格が改定されることもあります。検討中の車に改良の予定があるかどうかは、商談のときに販売店へ聞いてみると、分かる範囲で教えてもらえることがあります。迷ったときは、今の型と改良後の型の「価格差」と「装備の差」を並べて、自分にとって価値があるかで判断しましょう。
LIFE4車検・ボーナス・ライフイベントから逆算する
実は多くの方にとって一番大切なのは、今乗っている車の車検満了日です。自家用乗用車(軽を含む)の車検は、新車からの初回が3年、その後は2年ごとです。車検の直前に乗り換えれば、車検費用をかけずに次の車へ移れます。
車検証で満了日を確認し、乗り換えか継続かを考え始めます。人気車は納期が長いことがあるので早めがおすすめです。
候補の車の見積もりを取り、月々の支払いと総支払額を比べます。ボーナス併用にするかもここで決めます。
納期の見込みを確認して契約。ローンの審査もこのタイミングで進めます。
新しい車の納車日に合わせて今の車を手放すと、車のない期間ができにくくなります。
ボーナス時期(夏・冬)に合わせて頭金を入れたり、ボーナス併用払いにしたりするのも一つの方法です。ほかにも、出産や子どもの進学、引っ越し、通勤の変化など、暮らしが変わるタイミングは必要な車のサイズが変わりやすく、買い替えの時期として自然です。全体の流れは新車の買い方と流れでも詳しく紹介しています。
ボーナス併用払いを選ぶ場合は、ボーナス月の支払いが増えるぶん毎月の支払いを抑えられます。ただし、ボーナスの金額は会社の業績などで変わることもあるため、ボーナスがなくても払える月々にしておくと安心です。年収に対する年間返済額の割合(返済負担率)に余裕を持たせておくことは、ローン審査の面でも一般的に大切だとされています。
RATE5金利が上がる局面では「早めに固定金利で」も選択肢
2026年は日本銀行の利上げが続いており、9月の金融政策決定会合で政策金利(無担保コールレート)は1.25%程度に引き上げられました。銀行のマイカーローンは変動金利が中心のため、こうした動きの影響を受けやすいと言われます。
※銀行・ディーラーローンの金利は一般的な目安です。トータスの金利は普通車 実質年率1.9%〜、軽自動車3.9%〜で、信販会社の審査により決まります。
金利の差は、値引き以上に総支払額へ効くことがあります。たとえば300万円を5年(60回)で借りる場合、金利4.9%と1.9%では利息の合計に約24万円の差が出ます。これからの金利の見通しは金利はこれから上がる?2026年の金利相場で解説しています。
※元利均等返済・ボーナス払いなし・手数料等を含まない単純計算です。
CHECK6結局いつ買う?自分の買い時チェックリスト
ここまでの話をまとめると、新車の買い時は「何月がお得」と一律に決まるものではありません。下のチェックリストで当てはまるものが多いほど、今が動き始めるタイミングと考えてよいでしょう。
- 今の車の車検満了まで半年を切っている
- 3月・9月の決算期に登録できるスケジュールが組める
- 欲しい車の現行型の装備・デザインに満足している
- 軽自動車を4月2日以降に登録できる時期を選べる
- ローンの金利を比べて、総支払額で判断できる準備がある
- 家族構成や通勤など、車に求める条件が変わった
「決算期まで待つか迷っている」というご相談はよくあります。待つことで車検費用がかかったり、納期が延びたりすることもあるので、今決めた場合と待った場合の総支払額を並べて比べるのがおすすめです。値引きの考え方は新車の値引き相場も参考にしてください。
FAQ7よくある質問
納期の目安や、月々の支払いを車種ごとにお調べします。
※月々は当店の金利(普通車1.9%・軽自動車3.9%、実質年率)・ボーナス併用での試算です(2026年10月時点)。金利の適用には信販会社の審査があります。掲載車種以外も全メーカー取り扱い。
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